良いパターン作り,人体工学を理解して 着やすいTシャツ,シルエットの美しいTシャツを作ります。
(殆どが理解していない レベルの低いTシャツと良いTシャツをリンクでお知らせ 解るでしょうか?)
裁断に 注意をして下さい
無地天竺、フライス、スムース等は差込が出来ますが、 鹿の子、ポンチミラノリブ、プリント、ボーダー柄は出来ません 初心者は袖の左右裁断も注意してください
最初は、前後身頃を中表合わせ
スピンテープを入れてオーバーロック 右肩後身頃(スピンテープを隠す考え)に2本針オーバーロックで縫いながらとりつける (A)
(裏前身側にスピンテープを縫い入れて後ろ見頃縫い代倒しの押さえ金が一般的には多い)
右肩にスピンテープを入れて オーバーロック(縫い合わせは2本針オーバーロックです、一部コスト思考で1本針オーバーロックで組み立てるTシャツがる)
左肩は縫い合わせないでおく (最近 いっきょに左右の肩を縫ってからバインダーをするTシャツ、ランニングもあるが 首回りのバランスがこわれるのと 縫い止めが目立ってよくない、縫い工程上のコストダウン)、
襟回りのバインダーは 表上その左後身頃から、後ろ衿、右肩(縫代は後身頃に倒して)〜前身頃と回って左肩前身頃までかける、(B)
バインダーには デザインの考えとミシンの用途で 様々ななバインダーと使い方がある
今回は2本針下振ミシンのために3折バインダー仕様、(バインダーには2つ折り、3つ折り、4つ折り等がある
いろいろのデザインをするための縫い見本帳販売あり)
(スピンの付け位置だが、昔は前身頃に縫い付けていたが、布帛からの考え方から、後身頃に縫い付けて、後に縫い代を倒す考え方が一般常識(欧米仕様)となっている、その場合スピンの幅が狭く薄いことが要とされる)
身頃に袖付けをする場合 袖下(袖脇の縫い合わせ)と身頃脇縫い合わせをして 袖付け縫い上げる、表地から見て綺麗なクロス縫いになること。
(欧米のTシャツの脇下縫いは見頃と袖を縫いつけてから脇を縫い上げる)
袖口上げと裾上げを先に縫っておくとキレイな製品とみなされる。made in Japan の製品に多い。
後に袖、裾のヘム上をすると生地の重みで縫いづらい。(ヘム上げは2本針扁平か天地が一般的)
袖と身頃を筒状にしたときに天地縫い(ロック引きと言う)が縫いやすい
熟練者は天地を最後にして、袖と身頃のアムホールの縫い合わせを してから天地をしたほうが、早く出来上がるでしょうが 慣れない人は袖と身頃を縫い合わせないで扱い易いときに天地をしたほうが綺麗に縫い上がるでしょう、、
2本針オーバーロックでアムホールの袖付けをする この時 縫い目がクロス縫い・十字になっていることが技術としても 商品としても良い作りである (E)
※ オーバーロックの針進は15mmのなかに7針とするのが一般的 ※ 本縫いにおいても婦人服は一般的には20mmに10針の考えでいる STにおいては30番糸では3mm間隔がよい
、
2本針や他のミシンのかけ初めと、終わりのヶ所は 製品を置いた時につなぎ目が目立っては困るので、前身頃や後身頃の中心あたりではミシンをかけはじめたりはしない、そのため、脇縫い目で重なるようにして グルリと回って重ね縫いをしてきる、
そして、脇縫い目にそって 2本針の上を、「ほつれ止め」の本縫いで返し縫うをする。(F)
これがあるのと無いのでは商品の評価が決まる
他には ヘム上げを先にしてから、縫い合わせる方法もある、よくあるのは 外国の安いTシャツで 袖口を先に上げてから、袖山のAHの縫い付けを平らな状態で身頃に縫い付けて、その後に袖から脇下にかけて、縫い合わせて、身頃を仕上る方法で作られている しかし技術的に美しいのはジャケットの作り方のように最後に袖付けをすることです
袖口の縫い合わせロックの糸始末は ロック糸を後側に返して本縫いで返し止めをする
最近は ロックミシンをかけ始めたときに、自動的にロックの縫い代に糸端が入るバックタッカーミシンもあるが 縫代の倒れる方向が定まらなく 縫い目がよわいので 後身頃に片倒しで本縫いどめをすることを薦める、、
最後にネーム付けをして 糸始末を綺麗に処理をして
プレスをすれば 出来上がり!!!
(記:Marey N)
、
いいパターンを作ろう! | 色々なミシンを知ろう! | O・ファスナー付 3サイズパーカーのパターン販売 (縫製順序解説書付き) |
cutsew.co.jpに戻る |